45歳という年齢は三浦知良選手に次ぐプロのサッカー選手としては脅威の年齢でよくぞここまでと、ねぎらいの言葉が出るだけです。
中山選手と言えばジュビロ磐田の黄金期を支えた選手として有名で、ギネスブック入りを記録した4試合連続ハットトリック(1998年)をはじめ、1シーズン36得点のJリーグ最多得点記録を樹立。また、Jリーグ通算157得点は歴代最多を誇るなど、数々の輝かしい記録をつくっています。
2010年からコンサドーレ札幌に移籍しましたが、ケガとの闘いの方が多く、思うような成績を残せず、今日の発表となりました。
日本代表としての経歴も凄く、1992年の初選出以来、1993年「ドーハの悲劇」を経験。1998年、日本が初めてW杯に出場したフランス大会では日本代表選手として初めてW杯得点を記録しました。その得点はカッコイイというより、中山選手らしいゴールシーンでしたね。
その4年後の2002年日韓大会にも出場し、活躍しました。
(日本代表での記録は53試合出場21得点)
管理人が強く彼に惹かれるのは、点取り屋の日本人プロ選手として、その動きの質を変えた初のフォワードではなかったかという点です。
彼は常に相手(マーク)を外す動きを研究、トレーニングしながら体得し、ゴール量産に結びついたと感じています。
彼の得点シーンをビデオで振り返るシーンなどは、当時のプレーヤーとしてはとても質の高い動きをしていました。
そのための努力を彼は人が見ていないところで、相当のトレーニングを積んできたんだと思います。
1990年イタリアW杯で大活躍した元イタリア代表スキラッチ選手が1994年ジュビロ磐田に入団。ゴン選手とのツートップは見応えがありましたね。
もう彼の力強い得点シーンは見ることができませんが、今の日本代表、ドイツシュトゥットガルトでプレーしている岡崎選手がその後を引き継ぐようなプレーを見せてくれています。
でもその礎を作ったのは紛れもなくゴン中山選手だと思います。
中山選手、日本サッカー界の発展に大きな功績を残したことは評価して余りあるものです。
本当におつかれさまでした。